Vol.27

挙子 -takako- さん

(ファッションデザイナー)
1998 年英国国立大学 Central St.Martins college of art+design を卒業(この前に日本の大学もでていました。)
1999 年シンガポールでデザイナーの仕事をやりながら国立大学 rassal s.i.a college of art の講師(ファッション全般を指導)、同年、アントワープに移住、某ファッションデザイナーに誘われアトリエに入る
2000 年帰国 某大手アパレル会社でブランドを立ち上げる
2002 年〜 フリーランスへ転向挙子 -takako- を立ち上げ、同時に他社との契約をし、デザイナー、チーフ、ブランドディレクターなどを勤める
2006 年 8 月に娘を出産(現在 9 ヶ月になったばかりです。)そして今に至る。好きなことはいろいろありますがですが、やっぱりダンスが大好きですね。
【5月のある日】
5:00

5:45
娘のいつもの日課 娘っ子フェスティバルが始まり起床。2人でおしゃべり(まだまだきちんとはしゃべれません)をして、娘の朝食作り
6:00 娘の朝食
6:30 娘朝食終了
・自分の朝食を作りながら、娘の歯をきれいにして、顔ふき+顔のお手入れ
・自分の朝食
・洗濯を2回すませる。その他の家事を大体終わらせる。
・この日は祖父母が娘に会いに来るので二人の昼食の準備をしておく。
・保育園に行く用意をする(この間にむすめは大体一度は朝寝をすることが多いです。)
8:30 保育園へGO(8:40ごろ着)
9:00 一時帰宅所要をすませる
9:30 歯医者→郵便局
10:10 打ち合わせへ向かう。
11:30
MT
12:00 MT終了
移動
12:30 次のコレクションにむけてのリサーチ、資料集めなど
15:00 帰宅
16:00 祖父母と一緒に早めに保育園にお迎え
16:15 帰宅
・娘は祖父母とお遊び
・家のことをやり、娘のお風呂の準備などなど
18:00 ちょっと早めに娘をお風呂にいれる(いつもは6時半)
18:20 娘の就寝の準備をし、母乳をあげる
18:50 祖父に娘を渡してあげて、大人たちの夕食つくり
19:20 大人たちの夕食
・あとかたづけ
19:30 娘を寝かしつける(すぐ寝てしまいます。)
20:30 祖父母といろいろ会話、そして送り出す
21:00 細かい用をしてお風呂へ。
21:30 仕事を開始
12:00 ごろには 床について寝たようです、この日は祖父母が娘に会いに来るので二人の昼食の準備をしておく。 ・保育園に行く用意をする
 
☆ baby + mummy は
いっつも smile で go GO ☆

<クリママ6月の名言>
お仕事の内容をできるだけ詳しくお願いします。
職業はファッションデザイナーです。フリーランスのデザイナーです。この春から一時休止していた個人のブランドを再出発させる為に現在はその準備中です。仕事の内容は年2回のコレクションを立ち上げています。デザインの為のリサーチからデザイン、パターン作成、サンプル縫製、営業(ここは不得意分野ですが・・・)、管理、卸、そして納品までのすべてを基本的には一人でこなしています。たま〜にアシスタントをかかえることも。また同時にアパレル会社などと業務委託の契約をしてデザイン提供をしたり、ブランドダイレクターとしてチームを作ったりデザインチーフ(アドバイス)をしたりしています。

ファッションとは別にアート講師、英語講師(最低学年は2歳ぐらいから成人まで)などもしています。(ダンスを教えていたことなんかも(笑う))現在は個人ブランド復帰に頑張っている所ですが、あらたに契約会社も見つけたいと思っているところです。

ロンドンにいらっしゃったそうですね!その時のライフスタイルを教えてください。また日本とはちがう体験もお聞かせください。
はい、ロンドンに7年ほどいました。(シンガポールやアントワープにも住んでいましたが、基本はロンドンです。)
学生のころからいたので、大学のころは学生生活を中心にしながら実際に仕事もしていました。リクエストがあったのでオーダーのみのブランドをもっていました。日本とも少しお仕事はしていましたので、ときどき日本へ戻ることもあったり。

とっても忙しい毎日でしたが充実していました。騒がしい街中にとっても落ち着けるきれいな公園がたくさんあるのでよく行きましたね、天気のいい日は“よし!公園でランチ!”なんてふら〜っといったり、友人とあって何する〜、っていうときもふら〜っと公園に行って楽しいひと時を。
当時は日曜日やっているお店などは少ないので月〜金をしっかり働き週末は自分の人生を楽しみましたね。ウィークデイに頑張ってしまわないと、いろんなことが後回しになるので、集中してやることはやって 楽しめるときは楽しむようにしていました。これは学生のときも仕事をしているときも同じです。ここが日本とは大きく違うな〜っていつも思います。日本って、まだまだどれだけ長く会社に残ったかということで仕事をしたか。しないかを判断されがちで、結構会社の外にまで関わってくることが多いと感じていますが(わたしがいる業界だけかもしれませんが)自分の責任で全うしてチームがまとまってくるので仕事も効率よく自分のもう一つの人生をつくれる感じでした。なのでいろんな刺激を受けて、たくさんのインスピレーションを感じ、物を作りやすい環境でした。

さらに長い休みを取れるということが何よりです。イギリスは日本と同じ島国ですが、日本よりも外に出やすかったですね。週末のちょっとした時間をつかって他の国にちょいっと行ったり。そのおかげでいろんな国に行くことができました。
ベルギーに住んでいるときはそのときの彼がロンドンにいたので週末ちょいっとロンドンへいったり、彼のほうが“今日の夜10時ごろそっちだから”なんてその日に飛行場から連絡きたりしたことも。(いい思い出ですね(笑)。)

ミュージカルやオペラなどの芸術鑑賞も行きやすく十分に楽しめました。なんといってもイギリスは学生割引が多いのでお得です。映画、舞台、乗り物は勿論、飛行機、そしてデパート(洋服や化粧品)なども学生割引があったりするので学生の味方です。学生でなくても映画館などは時間帯や休みを上手く利用すればいろんな割引がありましたよ。お得です。いろんな面で物を作る環境が生活にあったので、クリエイトしやすく、芸術を心から楽しめましたよ。

妊娠、出産は残念ながら日本でしたので、ごめんなさい・・・
病院関係のお話というと・・・(出産以外で)、無料で診察を受けることは可能です、そして手術なども。あまりいい情報ではありませんが、中絶も無料でできるようです。(ちなみにイギリスはヨーロッパの中では珍しくカトリックではなくプロテスタントの国なのです。)難しくいうとこれは政治的なちがいですよね。

妊婦ライフや出産時はいかがでしたか?
妊娠期間が本当に大変でした。10ヶ月のつわり、挙句の果てには生むときにまで何度か吐いていました。吐き気と下をいきむ瞬間って同時にくるんですよね、でもいきむ力は別々なんですよ、これが大変でした。妊娠中の体の状態はよくない日々が続いてしまって、でも仕事はぎりぎりまでやっていました。38週で出産でしたが37週まで仕事をしていました。精神的に回りに助けられるということはなく、とても苛酷な環境にいたので仕事中は気を張ってがんばっていましたが何度か倒れてしまったり、帰りはほぼ無意識状態で家路につきその後は全く動くことができませんでした・・・取引先の方に心配はされましたが、当時契約していた所は・・・辛かったです、正直いうと。

おなかの中の赤ちゃんは本当に頑張ってくれました。子供だけは元気でいてくれたので、本当にごめんね、そして感謝、感謝。こんな辛い体ではありましたが週末のダンスレッスンだけは9ヶ月までできました。(お腹はちいさかったです)このときだけつわりがストップしました、体も軽かったです。今でも不思議。お腹で音楽を楽しんでいる感じがしました。(現在彼女はリズムに合わせて踊ります。)

出産も大変といえば、大変でした・・・3日かかりました。破水したので入院したのですが。一番最初から骨盤の狭さを指摘されていたので色々問題があり、途中いろんな処置をしながら、ということにはなりましたが、 最終的にはなんとか普通分娩で出てまいりました。 。 (この話は本当に長くなるのでこのぐらいで、あえてこれ以上触れないようにします )
娘とあたしが顔をあわせた一番初めの瞬間はお互い“あれっ??”という感じでした。その後からなんとも言葉にできない思いがあふれました。出産後は担当医が本当に喜んでくれました。いろんなことが心配だったようですが母子ともにとっても元気だったので。入院中毎日“hello”といいながらやってきました。孫って感じだったのでしょうか?初めて見る先生の笑顔でそれに驚きましたよ、本当に。病院中から“陣痛室が長すぎたね〜”と言われました。ちょっと伝説っぽくなっているようです。
でも妊娠中が本当に大変で心は幸せなのに体が辛かったのででてきたら楽チンで!!その上心はまたまた幸せで何よりです。

ロンドンでの子育てはいかがですか?何かエピソードはありますか?(ここが日本とは違う!ということがあれば教えてください)
あたし自身は実際にあちらで子育てはしていませんが、違いはいろいろあると思いますね。赤ちゃんのころでいう大きな違いは、子供と添い寝、一緒の部屋という考えは基本的にはあまりないようです。生まれたころから別室で育てるのが普通です。それからもう一つ大きな違いといえば、日本では、産後の一ヶ月は母子ともに外に出てはいけない!!というのが鉄則のようにありますが、あちらではこれはそうでもないのです。日本の風習なのでしょうか、これは(?!)。驚かれますね。

少し大きくなったときの子育てとしては・・・教育といったほうがいいかな、あちらでは幼稚園から芸術を中心とした学校があったりします。これは本当に羨ましいですよね。小さいうちに子供が興味のあるものに集中させてあげられることはいい環境だと思います。その子のもっている物を伸ばせる環境にあると思います。あたしの時代なんて“5教科以外は人生必要ない!!”なんて教師や親に言われた時代ですから。いろんな可能性を小さいころから伸ばしてあげられる環境はあると思います。 実際にあちらで育てているわけではないので今思い出せるのはこのぐらいでしょうか。すみません。細かいことはその都度思い出すのですが・・・

あちらでは、周りに頼れる存在などいましたか?
もしあちらにいたとしても頼れる人はいたと思います。
回りの意識の持ち方もこちらとは全然違いますから。何故、日本が今になって”少子化問題“というものを抱えなければいけなくなったかを考えると回りの意識の問題は大きいと思います。(余談になってしまいました。)

ベビーが産まれてから仕事を始めるまでのいきさつを教えてください。
実は仕事はほとんど休んでいません。契約会社とは出産にかかった3日間のみです。
仕事のスタイルとして自宅勤務という形にはしてもらいましたが。仕方なかったのです。自分のほうの仕事は妊娠がわかった時点で、どのぐらいで復活できるかは未定でしたがストップしました。
やはり産後は最低半年は何もしないのが鉄則でしょうね。。。

子育てしながら仕事をしていく上で、どんな風にやりくりしていますか?預け先のこと、楽しいこと、つらいこと、回りの協力を得られたことなど、なんでもエピソードを教えてください。
まだ保育園に預けられないときは基本的に自宅勤務で娘が寝た後、朝方近くまで仕事をしていました。会議のときは両親にきてもらい外に出ました。でもそんなに近くにすんでいないので時間的な問題や曜日の問題があったり大変でした。4月から保育園に通っているので日中も仕事ができるので前ほど朝まで仕事はせずにすんでいますが、娘が寝たあとの時間も仕事に使っています。昼やる仕事、夜やる仕事の区別をつけています。

大手の会社からフリーに転身されたそうですが、その動機は?またライフスタイルに変化はありましたか?
フリーになるきっかけ、そうですねぇ・・・そんなに大きな動機はなかったと覚えています。ちょうど某アパレルを離れようとしたときイタリアで行われた世界コンペがあって日本代表になり最終まで残ったとき日本であるパーティがありそのときにある方に声をかけていただいたことは少しきっかけとはいえるかもしれませんが、そのときもフリーでやっていくだろうと予想はしていませんでした。なぜだったのだろうか??成り行き(?!)が大きいかもしれません。

ライフスタイルは大きく変わりました。自分で計画、予定を立てられるのでメリハリはでましたし、仕事も効率よくなりました。週末が休みというわけではなく自分の都合に合わせることができたり。その分リスク、のしかかってくるものや厳しいことはたくさんありましたが、自分にはあっているのかも、とも思っています。

お子さんが生まれて、作品づくりにどんな影響が出ましたか?
そうですね、更に視野が広がったのだと思います。本当に小さな、一部分でクリエイトをしてきたような感じがします。いろんな世の中が見えてきてあらたな心でいろんなものをみることができてきたので前よりも心を穏やかに優しい気持ちでいろんなことにとりくめているので、まだ個人の商品としては完成品がないですが新鮮なものが生まれてきそうですよ。“幸せ“と”ありがとう“が入っているから。

歴代クリママの中で多くの方がシングルママとして活躍中ですが、シングルならではの醍醐味はありますか?
そうですか、実はちょっと驚いていますシングルマミーが多いとは。勇気になりましたけど。
醍醐味ですか...何かな。子供に集中してあげられることかな。相手に気を使うことなく自分と子供との時間を第一に考えて仕事や家庭のことに打ち込めることでしょうか。
個人的には理由がない限り両親=2人がいいと感じています、実は。世の中にはいろんなことがあるから仕方ないときもありますけどね。

ママになったあと、どのように感性を磨いていますか?維持していますか?
特に気を使って磨いているということはないですね。妊娠してから子供に教えられることが多くとっても大人にしてもらっている、育ててもらっていると強く思います、これがいろんなことを改めて“知る“ということに繋がっていて、ここで人としての中身を磨くことができていると思います。赤ちゃんってすばらしいですよね。
最近はダンスも復活しているので、見た目はここで磨いていこうかしら。

今後の予定など、将来のプランなど、なんでもお聞かせください。
今後はまず来春夏のコレクションをめがけてブランド復帰!これがまず最初ですね。ここではbaby/kidsのコレクションもデビューします。元々大量生産ではありませんが、一点に対して受注制でしたので数をだしていましたが、今回からは1デザインに対して1点しか作らない方向でやっていく予定です。そしてマタニティーも手がけていきます。(オーダーOK!)
そして、子供服のスタイリングのお手伝い(相談)などもします。勿論大人のものも。(あたしのブランドのもので相談にのるとういわけではありませんよ。現在持っているものにたいしてなど、いろいろ)。
そして、そしてもう1つ、保育園や幼稚園(小学校でもOK)などに必要なものなどを(お布団カバーや、バッグや雑貨etc)を忙しい母や、いろいろ理由ありの方たちの代わりにおつくりします。でもきっと母の思いはいろいろあると思うので子供さんの特徴をきいたり、母の意見、お顔を拝見したりして生地などもきめていきたいとおもっています。その子だけのものを作ります。また雑貨としてのブランドは(大人用)以前からやっています。

今回こういう楽しいサイトがあることを知ったので、ここを通して同じような考えでいる方とめぐりあえて、お仕事なんかも一緒にできたり、コラボレーションなんてできたりすると面白いかな、とも思いました。

そしてこのブランドを動かしながら以前のように他の会社との契約をひとつ探しています。これが現在動き始めていることです。
そのほか、新たに開拓したいことは執筆活動ができるようになればいいな〜と思っています。まずは小さいコラムなどを書いたりできるようになればうれしいです。少しずつ。他の国での経験や仕事のこと、人生のこと、家族のこと、出産や子育てのことなどなど。結構いろんな引き出しが使えそうになってきたので小さいころ夢だった“物書き”が少しずつでも仕事になるようになればいいな〜、という所です。欲張りですよね。でもやっぱり挑戦できることは考えながらやっていきたいと思っています。書きたいことがたくさんあるのです。これは近い将来すこしでもやっていきたいです。

そして、現在は止めていますが、また機会があれば講師や講演の仕事(ファッション、アート)をすこしやりたいなと思います。次の世代に何かを残せるように、自分も次の世代も一緒に磨いていけたらと考えています。(わかりにくい説明かもしれませんね・・・興味のある方は是非是非、連絡ご連絡を。)

クリママとしての名言をひとこと!
☆baby + mummy は いっつも smile で go GO ☆
第1回
Chimaさん (フォトグラファー)
第2回
eikoさん (ヘアメイク)
第3回
Yoko Moriさん (Marketing Planner,Copywriter)
第4回
大野教代さん (心理カウンセラー)
第5回
朝水彼方さん (作詞家・poet)
第6回
堀井睦さん (Otolaryngology Dr 耳鼻咽喉科医師)
第7回
NAMI TAKADAさん (Painter)
第8回
Mari Uedaさん (シンガーソングライター・作曲家 (Tokyo))
第9回
Masakoさん (ファッションデザイナー)
第10回
YURIさん (看護婦)
第11回
Satomi Takahashiさん (デザイン事務所マネージャー)
第12回
"りんどう"二山千賀子さん (internet shop owner)
第13回
奥村明日香さん (某粧品会社ビューティーアドバイザー)
第14回
Junさん (マーケティングリサーチ&アドバイザー)
第15回
YUKIさん (小児科医)
第16回
MAYUさん (ヘアメイク)
第17回
ayaさん (グラフィックデザイナーetc...)
第18回
アスミクミコさん (ファッションA、絵本作家修行中)
第19回
Tomoko さん(ペイントアーティスト)
第20回
ゆっこママさん (ピアニスト)
第21回
田中浩子さん (取締役営業部長)
第22回
CHIEさん (インテリアグッズ事務所代表)
第23回
さおさんさん (非常勤講師)
第24回
西田智美さん(Photographer)
第25回
いしだかおりさん(コピーライター)
第26回
二宮さゆりさん(Ophthalmologist眼科医)
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