Vol.1
 
Chimaさん

(フォトグラファー)
(C-Blue代表)
1997年に男の子を出産。その後フリーとなり、>現在、商業写真を中心に活動中。個展なども開催。
[ chimaさんのHP ]
6:00 起床
7:15 友人到着
7:30 息子Fの小学校への送り出しを友人に頼んでそのままロケへ。/td>
18:00 ロケ地より直接お迎えに行きそのまま事務所へ。
 
妊娠してた頃、お仕事はどうされてましたか?
妊娠が発覚した頃、私はまだフリーでなかったのでどうしようかと思っていたら、社長(師匠)が私にもアシスタントをつけてくれたので、力仕事は抜きで撮るだけに専念でき、一週間前までは仕事してましたね。
脚立に登ってカメラをのぞいたり、とクライアントを冷や冷やさせたことも(笑)。

妊娠中のつらかったことは?
とにかく、つわりがひどくて水を飲んだだけで、もどしてましたね。でも口に入れないと体力がもたないし、吐くのが楽そうなもの?を選んで口にしていたような。
はっきり覚えているのは朝ごはん。スタジオまで車で15分位の距離に住んでいたのだけれど、食べてから吐くまでの時間を考えて、車に乗り込んですぐにカロリーメイト一本をほうばる。スタジオに着いたらすぐさまトイレに駆け込む。ギリギリセーフ。でもたまに渋滞に会うとかなりきつかったです。
車にはいつもビニール袋を積んでたっけ…。吐き過ぎてよく咽がきれて血がでてたなぁ…。ほとんど食べ物を摂取してないのに、お腹の赤ちゃんは育ってるってのが不思議だった。あと徹夜の撮影ってのもあって、お腹がはってはって腰は痛いし足はパンパンだし、それはさすがに泣きそうだったなぁ。終わりたいけど終われない…。

その頃、家事はどうしてました?
幸い、パートナーも時間の不規則なデザイナーだったので、特に家事をどうこうしなくちゃってこともなかったし。あまりにも忙しかった…。そんな記憶のみです。

出産後の生活の変化は?
劇的に変わりました。実際産むまでは、今まで通りのテンションで仕事をする気満々!
だったはずなのに、もう、このふにゃふにゃした一人じゃなんにもできない彼を、誰かに任せっぱなしってのが出来ない。それに被写体としてものすごくおもしろいから、仕事以上の熱で彼を撮ってました。

出産後、フリーになったきっかけは?
出産前はもといた事務所に戻るつもりをしていたのだけど、時間の管理を自分でしようとなると難しい事に気づいて、とりあえず退社しました。特にフリーで、とも考えてなかったのだけれどポロポロ仕事が入り出し、流されるがままフリーに(笑)。
一応仕事はセーブしつつコドモ優先。保育園に入れるまでは、クライアントの立ち会いがない撮影に関しては、夜中に撮ってました。完全に夜型生活スタート!お昼はもちろんコドモのお世話だし、この頃、一体いつ寝てたんでしょうね?

子供さんの預け先は?
3歳から保育園に通わせました。今は小学校3年で放課後は校内の無料の学童保育みたいなところに、6時まで行かせています。お迎えは、必ず誰かが行く形をとってます。自宅のカギは持たせてません。「勝手に帰っても家には誰も居ないし入れないからね」と言い聞かせてるので、勝手に帰る事はありませんね。お迎えは友人にお願いする事も多々。その後は事務所に連れて来てもらって、宿題などして待たせておいたり、立ち会いのない時などは手伝わせたり、遊んでもらったりと本人は事務所に居るのが楽しそうです。あまりに引きずり回しても彼の体力が消耗していくので、連日仕事の終わりが遅くなりそうな時は、母親に泊まりで来てもらってます。

まわりの協力はどうですか?
訳あってうちは彼と二人なのだけど、幸い同じオフィス内とビル内に心許せる友人達が居るので、その方々と、母親、そしてコドモ同士が仲良のいい友人宅、とたくさんお世話になってます。友人の彼女はママでありモデルでもあるから、この業界の不規則さが分かってくれるからありがたい!たとえば、早朝ロケの日、朝早く友人に家に来てもらって彼を送りだしてもらったり、学童保育のお迎えに行ってもらって事務所で待たせてもらったり…。この人々の協力がなければ、私はこの仕事ができていないんじゃないか、と思うくらいに日々感謝!すごく友人には恵まれてます。

コドモができたことで仕事への影響は?
いい意味でも、悪い意味でも、すごい影響をもたらしましたね。仕事、というか、まず、「写真」に対しての自分の向き合い方がものすごく変化しました。見ていたつもりのものが見えてなかったんです。彼の言うことや、絵や折り紙などに触れると、私の感性にますます影響されて。「いい写真っていうのは身近にあるんだ」ってことが分かりましたね。それからはストレスや気負いなく、撮るのが楽しくなったんです。これは驚きでしたね。それに、たとえばコドモモデルとの撮影はけっこう寛大になれるかな(笑)。会話がしやすかったり、キャラクターネタなど自然に話せるし、これはものすごいメリットになってるのは確か。
そして仕事の受け方も変わりましたね。以前は自分の持てる時間の中、仕事が最優先であったのに、今は彼に出来るだけ負担がかからないように、とまずそこから考えるようになってきました。まず、泊まりロケはやめた。長期で延々毎日遅くまで、ってなりそうな仕事も極力は遠慮させて頂く。もちろんそうもいかないこともあるんだけども。
一度受けた仕事は納期を必ず守りたいので、時間的にやりくりできるか考えてから受けるようになってきました。ま、許容範囲がめいっぱいになることも多々、なんですけどね。ただ、まわりを見渡すと同じ業界でも意外とコドモ育てながらのママが多いこと!
そういう人たちと時々話したりすると、皆がんばってるんですよね、時間に追われながら。そこはすごい共感(笑)。

マザーになって、心理的な変化はありましたか?
それはもう、劇的に変わった!「人として大事なものは一体なんだろう?」そういうことをよく考えるようになりましたね。うまく言葉には出来ないけれど、彼を見ていてなんとなく、“何かを教えられているんだろうな”と思うことがたくさん。昔は「仕事をする自分が大事で、仕事を通して自分を見ていた」っていう感じなんですが、今から思うと視野が狭いというか…。ただ、自分の「写真」そのものに関しては、ものすごくいいスタンスで向き合えつつあるような気がするの。これは自分でもすごく気持ちがいいことです。あと自分自身の健康管理に対しては、冷や汗ものです。自分に何かあったら彼がかわいそうだと、切実に思うので。風邪一つでもひくと大変だから、彼と共に毎日イソジンでうがいは欠かさず。ただ、お酒やタバコはやめられないのですが…ただ、飲む量はぐっと減りました。それは歳のせいなのか?その他もろもろ、ほんとに変わってしまいましたね。

今後の期待感や不安などはありますか?
不安は山積みですね。自分に何かあった時、それが一番怖い。彼が困るようなことになったらね…。自分が元気だったら“食べていく”ことはなんとかなるような気がするけど、病気やケガをしちゃうとどうにもなんないからね。そして今は日々時間に追われ過ぎて、習い事なんて全くさせることができない!本人も毎日宿題するだけで精一杯みたいだし(笑)。まあ、そのうち本人が言い出すかな、と。かなり楽観視してます…。
期待感といわれれば…小さい頃から仕事風景を日常で見せているから、彼がそこそこの年齢になった時、「そう言えば、おかんはなんか真剣にやってたなぁ」くらい感じてくれたらいいなと。そしたらグレたりしないかも(笑)。ま、少々悪さしてもいいけど誰かを傷つけるようなコトだけは絶対許さんけど。自分はどうやって歩いていくか、行きたいか、そう言う事を自分自身で決められる人間になってくれたらいいな。おかんの背中。覚えておいてくれよ!これは願いかな…。
 
これからの生活サイクルは?
率直に言うと、全く考えておりません(ははは…)。今のサイクルでできるとこまで行っちゃえ!みたいな感じ。周りの環境や自分の動きに無理が出てきたらそのとき考えよう。そんな感じです。今までもほんと綱渡り的だし。ただ今年はもう3年生になるので、そのうち一人で帰って友達の家に遊びにいったりするのだろうなとは思います。その時は今のようなサイクルってわけにはいかないよね。
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