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pearl Vol.2
"milk tea "
大事な人との終わりは、何故か、予感できてしまう。
よく言えば相手を理解していたから、お互いをよく理解し合ってきたから、とも言える ・・・ と、思う。
そう予感したときになんとなく引き際をつくってあげれば、
相手にも、自分にも優しいことだったのかもしれない ・・・ 今想えば。
“終わりを作る日”なんて、想い合って いるうちは酷なことだったし、
とてもできないことだったはずなのに、長い時間をかけて別 々 になる日を作ったなんて、
この先は無理だろうな。
そして不思議なことに、その日を境に自分の気持ちしかわからなくなってしまった気がする。
その日までは相手の心も少しは理解できたのに。
これが、“ 別 々 になった ”ということなんだろう。
そんなときも大好きな milk tea を飲んで少しだけ心を温めてもらっていたように思う。
その後、何も変わらず訪れてくる毎日。
あたしはというと、苦しいとか、悲しいとかではなかった気がする、
ただ息をしている生活、どこかで生きる意味を探しているようにさえ感じてしまう毎日だった。
そんな毎日も変わらず、 milk tea で始まっていた。
そのぐらい、変わらなく訪れる毎日がどのぐらい過ぎていっただろうか ・・・
あのときも変わらない朝のはずだったのに。
変わらない milk tea のスタ ー トのはずだったのに ・・・
いつものように“飲もう”という気にもならないまま、お決まりごとのように milk tea をいれ、
口にしてみたけれど、“うぅぅ ・・・ ”という小さな声と共に吐いてしまった。
“あれ????”と思いながらもう一回、飲んでみて、同じだった → 同じセリフ →
“うぅぅ ・・・ ” → 吐き出す。
おかしいと思いながら、考えてみたら、そのころから確かに体調はあまりよくなかったので、
“ま〜気分が良くないからだな、後でまた飲みたくなるはず”と
言い聞かせその時はそれですぎたけれど、その後も飲みたくなる気持ちには全くならず、
それでも milk tea 作ってみては飲む → 結果は同じ。
小さな声と共に吐き出す、の繰り返し。”おかしい、本当に病気なんだ、きっと ・・・ “
と思ってしまった。
”後で病院に行ったほうがいいかも“なんて思っていたぐらい。
そして、丁度そのころから、会う人、会う人に“なんでそんなに顔色が悪いの?” “大丈夫?”と、挨拶代わりに言われるようになっていた。 そのときのあたしはまだ、大事な milk tea のお知らせには気付いていなかったけれども、 これが、あたしと生きる意味の大切な、大切な最初の出会いだったなんて。
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