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sacha
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「LIFE IS SALAD」 chapter1

「あの、酸っぱいサラダが食べたいわ」
後ろのテーブルに座った女は言った。
キャミソールから露出された肌はこんがりと焼けているけれど、
あきらかに白人ということがわかる。



バンコクから車で3時間。ここはホアヒンというリゾート地。
白人たちに人気のエリアだ。
プーケットは賑やか過ぎるし治安がいいとは言えない。
王族御用達であったこのエリアなら、プライベートホテルばかりで
静かに過ごせるし、トゥクトゥクに運転料をしぼりとられたり、
ピックポケットに合うこともない。
ニューヨークやパリなど欧米のダウンタウンの喧騒からただひたすら逃れたい、
という都会からきたツーリストには格好のリラクゼーションスポットというわけだ。

「酸っぱいサラダ、というと‥ソムタムですね?」
ウェイターは片言の英語でオーダーをとる。
「サラダの名前は分からないけれど、あのライム味のやつよ」
「はい、それはタイの伝統的なサラダ、ソムタムですよ」
そう言って10分ほど経過すると、そのサラダを運んできた。
「この細くてしゃきしゃきとする歯ごたえのやつは、青パパイヤなんです」
ウェイターはていねいに伝える。随分とていねいな男だ。
「え、これってフルーツなの?野菜かとばかり思っていたわ」
女の隣に座っているのは、子供2人と男性1人。
こんな説明をすると、ただの家族構成かと思われるが、
日本人にとって奇異にうつるのは、その子供たちがアジア人だということだ。
おそらくベトナムかタイ人であろう。
やせ細っているが、手厚い世話をされている様子がうかがえる。

to be continue...

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