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12月10日日曜日
今日は、鞠男さんがトリノでお仕事なので、朝から一緒に移動。
鞠男さんママにお別れを告げる。
実は朝食のとき、息子が強烈に強烈にグズってしまった。
なだめても叱っても、しばらく癇癪が納まらず、
朝っぱらから、私達は、申し訳なさで打ちのめされることになった。
にも関わらず、息子は別れ際、鞠男さんママに一言。
「また来るね〜♪」
日本語で言ったので、鞠男さんママは何を言ったのか
解らなかったはずだけれど、聞いていた私達一同は、腰砕けである。
さて、それはともかくトリノへ移動。
トリノも、イタリア人の方に言わせると「イタリアらしくはない」らしいが、
矢張り、私達にとっては新鮮。
建物の作りの大きさといい、彫像の多さ、ネオンサイン。
都会ならではの埃っぽさ。
あと、ドイツと明らかに違うのは、
店構えや道行く人が、オシャレであること(笑)
どこか垢抜けている感じがする。
とはいえ、私はドイツのハイデルベルク(田舎)近辺しか
知らないので、他の州へ行くとまた違うのだろうけれど。
この日は、私と子供達がホテルに泊まって、
父ちゃんは鞠男さんのアパートに泊めてもらった。
ホテルのフロントに居たマダムも、うちのチビを見て
「ピコリ〜ナ〜(ハァト)」とニコニコしてくれた。
ホテルはベッドも大きくて快適。
話には聞いていたけれど、イタリアのホテルにはタオルではなくて、
身体を拭くために、大きなリネンが用意してある。
これって、身体を拭いていると、なんとなく食器になった気分が味わえる。
この日は、街中を少しぶらぶらしたり、
ピザを食べたりはしたものの、、
なんせ一泊だけなので、堪能するほどの時間もなく、
とりあえずはクタクタに疲れていたので、周りの部屋から響く
笑い声を聞きながら、早々とベッドに身を任せてしまった。

12月11日月曜日
朝7時半頃、父ちゃんがホテルへ迎えに来た。
えらく早い。
テレビで、日本のアニメをやっていたので、
身支度もそこそこに、家族全員で見入ってしまう。
いや、こんなことで時間を食っている場合ではない。
イタリア語を喋るドラえもんを観てから出発。
今日は、もう鞠男さんはいないので、
自力でドイツまで帰らなければならない。
ちょっぴり不安。
ちょっぴ…り…ふ………
…………ハッ!!!
気付くと、私達を乗せた車は、
すでにスイスの長いトンネルの中だった。
運転手の父ちゃん以外、全員が眠りこけていたのだ。
自動車の免許なんて持っていなくて、本当に良かったわ、
と心から思いつつ、一応「代わろうか〜?(運転)」と
声を掛けて、神経を逆撫でしてみる。

ハイジが転がり出てきそうな山の間をひた走り、
途中で、ショッピングモールに立ち寄って盛り上がる。
目的は、オムツを買うことだったのだけれど、
ついでに食料品売り場なんかもウロつく。
チーズフォンデュのチーズや鍋が多く目に付くのは、さすがスイス。
地震大国日本では考えられない、ミネラル水の陳列が壮観。
食料品にはかなり心が惹かれたけれど、
暖かい車内で、食品が傷んでしまってもつまらない。
グッとこらえ、最小限のものだけ購入。
晩ご飯を軽く食べて、再出発する頃には、
すっかり夜になってしまっていた。
それにしても、ヨーロッパの道路、恐るべし。
高速一本で帰って来れた。
しかも、160kmくらいで走っているのだから、滅茶苦茶早い
(でも、ビュンビュン追い抜かれる)。
到着は10時過ぎだったものの、車内で一眠りしていた子供達は
目がパッチリ醒めてしまったようで、部屋に着くなり大騒ぎ。
ザバザバとシャワーをさせてからお布団に押し込んだ。
たった2泊だったけれど、大満喫の自動車旅行は無事終了。
それもこれも、鞠男さんファミリアのお陰なのだった。
Buon Natale!
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