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10月17日
我が家の無謀ともいえる旅が始まった。 なんせ、2歳9ヶ月の反抗期の息子と、
つかまり立ち絶好調の0歳11ヶ月の娘を連れて、
ベトナム経由でドイツへ行こうというのだから、そりゃもう、それなりの覚悟が必要だった。
フライトの一週間前くらいから、テレビを点けたまま就寝させるという、
常識的なご両親なら絶対にやらないような、酷い仕打ちを子供達に課し
(うるさくて、灯りが点いていても眠る訓練w)、おもちゃやお菓子を隠れて買い溜めし、
その努力が実ったか、結果からいうと、今回のフライトは成功したと思う。 成功した、とはいえ、
楽だったわけではないけれど、少なくとも周りに迷惑をかけることは
殆ど回避できたのではないかな、と思う。
ベトナムからフランクフルトへ向かう機中、通路を挟んだ隣の席の白人のおばさんが、
息子のことを「very good boy!」と言ったくらいだ。
死に物狂いで息子の相手をしていた私は、ついつい笑顔で「どこがじゃ!」と返してしまったが、
この言葉はかなり嬉しかった
(ただ、この数分後、着陸間近の最後の最後で、息子が絶叫したのだけど)。 ・・・・・・・・・・
10月17日
18:15ベトナム航空でホーチミンへ飛ぶ。
23:00頃、到着(日本時間1:00)
じっとり湿気を含んだ空気がまとわりつくなか、
空港の外のすごい人だかりにビックリ。 なんじゃこりゃ。
人だかりの中にホテルやツアーのお迎えの人達が 混ざっているような状態。
解り易く表現すると、「栗ゴハンだよ」と渡された茶碗を覗くと、 てんこ盛りの栗に混ざって、
たまにゴハン粒がある状態。 みんな、こんな夜中に何やってんだ?
着いて早々、ものすごいパワーに圧倒されつつ、 宝探しのごとく、ホテルのお迎えの人を
見つけ、無事ホテルに到着。 睡眠途中で起こしたせいで、息子の不機嫌が炸裂したけれど、
我が家一行、シャワーをしてベッドでの睡眠をむさぼることに成功した。

10月18日
夜のフライトに備えて、外出はなるべく控えることにして、
ホテルの周辺だけ、少し散歩してみる。 今回、乗り継ぎで寄っただけのベトナムだけど、
我が家一同(0歳児はどうか知らんけど)、 ベトナムが気に入っていた。
このパワフルさといい、大雑把な感じといい、 心にフルフルくるものがある。
父ちゃんが"定食"(?)をテイクアウトしてきたときに 袋に大量に葉っぱが入っていた。
あと、唐辛子のペーストも入っていた。 葉っぱにペーストを付けて食べるのかな。
よく解らんが、葉っぱはハーブ類のようなので、 解毒作用を兼ねてるっぽい。
面白かったのは、ベトナムの若い女性の殆どが、 息子のほっぺたを撫でていくこと。
最初はただ、(こちらの女性は子供好きだなあ) と思っていただけだけれど、
実は安産のおまじないとかなのかな? (佐川急便の飛脚のフンドシを触ると安産、
とかいうやつ)
23:30ベトナム航空でドイツへ飛ぶ。
2歳児、0歳児をなんとかフライトまで寝かさずにいたため、
離陸と同時に、二人とも就寝。大笑。
しかし、あえなく、6時間ほどで二人ともお目覚め。
ウーピーギャーピーしようとするのを、
なんとか鎮めるため、神経も体力も使い果たすこと、約2時間後、
ようやくタイチロウが二度寝してくれるが、 もうすでにヨレヨレの干物のようである。
市場にも並ばない。
7:00頃、フランクフルト到着(日本時間24:00)
ふと見ると、ネネがなんだか薄汚い。
しかも着陸寸前でウンチまで出てしまったので、薄汚いうえに臭い。
おや、タイチロウも、なんだかイカ臭い。
あら、ということは多分、私もそれなりに臭いはずw
まあ、細かいことは気にしないでおこう。 なんたって、私達はやっと辿り着いたんだ、ドイッチュ。 フラフラの頭ではあるが、レンタカーでゲストハウスへ向かうことになった。
薄汚い我が家に貸し出されたのは、高級車ベンツ。しかもほぼ新車。
ドイツでは国産とはいえ、誰が見たって不釣合い。 息子が車中、お菓子の食べ過ぎで、
シートにゲロったことは、ここだけの話だ。
11:00頃、ハイデルベルクへ到着。
Rさんに案内されて、ゲストハウスに到着したのが、15:00頃。
乳幼児は二人とも、さすがに疲れていたようで、グズグズだったので、
シャワーをして、早めに寝かせる。17:00頃。 今回のゲストハウスは、
建って間もない建物らしく、 機能的でポップな印象。
昨日までは、まさかこんな平穏な時が訪れるとは 想像もできなかった(凄まじ過ぎて)。
7階の窓から夕日を眺めつつ、(きたよドイチュ…涙)と心でつぶやいた。
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