|
|
ニッポン回帰
今日は、仕事の前に、歴代クリママの YUKI さんとランチしてきました。
小児科ドクターである彼女とは、同じマンションに住んでいたご縁で仲良くしていただいていたのですが、奈良にお引越しされて悲しく思っていたところ、今度は私が奈良の某ホテルの
情報誌を担当することになり、そこがまた彼女の新居から歩いて2分のところ!
やはり世の中ってせまいことをつくづく感じながらも、取材のたびに彼女に会わせていただけるなんて本当に“宇宙のご縁”なるものに感謝です。
まだ 1 歳の小さなお子さんがいらっしゃるにもかかわらず、病院勤務へのご復帰と同時に、第二子の妊娠がわかり、 5 ヶ月のお腹で大変ななか、お仕事もされています。
大変そうだ、と私が勝手に思っているだけで、ご本人はすごくお元気でさらりと 1 時間かけて病院まで運転されているのだそうで、女性なる逞しさに見とれてしまいました。
しかも、本日の会話でこのコーナーの話題がのぼりました。
「久しぶりに“のほほん”を見たら、 Tomoko さんのサンフラン日記がずっと連載されていて、すごーい!」と YUKI さん。
そうなんです。皆さんもご察しかとは思いますが、こまめに日記を送ってくださっています。
アメリカへ渡られたからどんどんアメリカナイズされていかれるのかと思いきや、
日記には俳句が出てきたり、「国家の品格」が薦められていたり、と
かなり“ニッポン回帰”されているご様子。
しかし私にはこの気持ち、すごくよく分かるんです。
国際結婚し、海外の方と接する機会が多くなった私は、いかに彼らが日本の文化に
興味を示し、求めてるか、ということがわかった反面、「さぁ、私はどれほどのジャパン・カルチャーを紹介できるのか?」という課題によくぶちあたるようになったのです。
着物もろくに着れない。お味噌汁はキライ。旅行といえば海外。煮物さえ作れない。
日本人であるという証拠といえば、温泉が好き、というぐらいでしょうか。
しかし外に出ると、日本の良さというものが逆に見えてくることを知りました。
パートナーの実家・シアトルはすごくいい町で晩年は暮らしてもいいかな、とは思いましたが、やはりTシャツ&短パンでOKなアメリカの、どこか自由すぎるぐらい自由な感じが、
私の肌にはどうも合わない…。ってな感じで日本を拠点に生きていくことを決めた次第です。日本のどこが好きか?というとうまく言えないのですが、広告表現などはやはり独特のクオリティがあるし、ファッションや音楽のマーケットも大好き。
今月号の VOGUE でフランスから来日したデザイナーが、
「日本は街も人もすべてオーガナイズされている」と表現していました。
自動販売機できれいにジュースが並んでいるところから、
道路の「とまれ」というタイポグラフィーまで。
確かに、すべてが規則的で、はみ出すと目立つからきれいに丸くおさまっていよう、という
風潮はあるかもしれません。教育にしてもそうです。
しかし、奥ゆかしさであったり、食材の美味しさや、味付けの奥深さ、縫製や
テクノロジーのクオリティなど、誇れるところがたくさんありますよね。
日本人って、ある意味、職人気質だと思うのです。
私も、仕事が好き、というよりは、書くことが好きなんです。
これからのニッポンの子供たちには、「私はこれが好き!」という
ダレにも負けないものを見つけてほしいなぁ。
あと、 Tomoko さんの言うように、英語にはない日本語の繊細な表現を、
私も娘には継承していきたいです。
まがりなりにも、コピーライターという言葉の職業についたからには、
1つの物事を 100 通りにも書ける文章力をつけてきたつもり。(注:修行時代はね…)
かねてからパートナーの夢だった娘のインターナショナルへの進学が決まりはしましたが、
英語の中で生きていくことを、あえて“日本語に興味を示してくれるチャンス”ととらえて、
日本語の美しさを表現していってほしいと願っています。
世の中の子供たちを救うという使命のある YUKI さん、元気なベビーを産んでますますお仕事も頑張ってくださいね。クリママの皆で応援しています。
|